1: 神のみそ汁 ★ 2016/03/26(土) 17:55:16.95 ID:CAP_USER*
老いた犬の世話をする老犬ホーム どんな所?いくらかかる?
sippo 3月26日 10時20分配信
高齢化社会の波はペットにも押し寄せています。
動物医療の発達はペットの寿命を延ばした一方で、以前はなかった介護の問題をもたらしました。
そこで登場したのが「老犬ホーム」です。
老犬ホームは、様々な理由で、自宅では世話できなくなった愛犬を預ける場所です。
千葉市にある「老犬ホーム 花園牧場」には現在85頭の犬がいます。
24時間空調管理された犬舎は4棟。
おおまかに老犬、要介護犬、小型犬、大型犬に区切られ、犬舎内は2~3平方メートルずつの空間に柵で仕切られています。
相性の良い犬や症状や年齢が近い犬同士が数頭ずつ、同じ柵内で寝起きします。
外への出入りは自由にできるので、犬たちは好きな時に日光浴ができます。
職員15人の中には、動物介護士やトリマーなど動物関連の有資格者もいます。
そのうち日中に勤務に就くのは7人。
これだけ人手があっても、「すべきことはたくさんある」と、代表の高梨久枝さんは話します。
「大変なのはやはり要介護の子ですね。
排泄ができないワンちゃんはおなかの圧迫や肛門マッサージをします。
食べられない子はシリンジを使って給餌(きゅうじ)するので、一度の食事に1時間近くかかることも珍しくありません。
寝たきりの子は、床ずれ防止のために1時間に1回くらい体位を替えるので、体重が40キロを超える大型犬となると重労働です」
1日2度の食事に加えて、それぞれ異なる投薬、体位転換やおむつ交換などを日々繰り返す犬の介護は、人間の介護と同じく、気力と体力を要するものです。
花園牧場では年間の預かり費用約36万円(体格により異なる)以外に、実費として、かかった医療費、ペットシーツやおむつなどの雑費、療法食などの特別食代などを、それぞれの飼い主に請求します。
認知症を患っている犬の場合、健康で自由に動き回れれば徘徊や粗相、夜鳴きなどを繰り返すこともあります。
こうなると、飼い主が自宅で一緒に住み続けるのは難しくなります。
□広い芝のドッグラン
「夜鳴きは都心部、特に集合住宅で犬を飼っている人にとっては最も切実な問題です。
最初は夜中に犬を連れだすことで寝不足になり、次第に、ご近所に迷惑をかけることが精神的な苦痛になるそうです。
中には引っ越した先でも同じことが起きたという方もいらっしゃいます」
そう話すのは、千葉県九十九里市で「老犬ホームとペットホテル 九十九里パーク」を営む石川慶秀さんです。
石川さんは老いた愛犬のために2200坪の土地を購入し、ドッグランなどの施設を造っていましたが、愛犬は完成前に他界。
その後の2015年に開業した九十九里パークでは現在、動物関連の有資格者5人が働いています。
施設は24時間態勢で、石川さんが毎日泊まり込んでいます。
都会では見られない全面芝生の広々としたドッグランや、徒歩数分で海、山、川のいずれにも行ける自然豊かな立地は、犬たちが最期の時を迎えるのにふさわしいと思えます。
朝夕の食事の合間に毎日行く散歩は、その日の天気や犬たちの状態によって距離やコースを変えるそうです。
「温暖な気候と澄んだ空気、それに仲間たちが大勢いるおかげか、犬たちはここへ来て元気を取り戻すようです」と、石川さんはうれしそうに話します。
現在いる32頭の犬のうち9割は終身預かり。
終身の場合、預かる時点で蓄犬登録上の名義を飼い主から石川さんに変更します。
そうすることで、狂犬病予防注射などの知らせが直接石川さんに届くからです。
年間の預かり費用は36万円。
犬種や体格、介護の度合いによって金額に違いをつけていません。
おむつなどの雑費は預かり費用に含まれますが、医療費は別精算です。
朝日新聞社
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160326-00010000-sippo-life
sippo 3月26日 10時20分配信
高齢化社会の波はペットにも押し寄せています。
動物医療の発達はペットの寿命を延ばした一方で、以前はなかった介護の問題をもたらしました。
そこで登場したのが「老犬ホーム」です。
老犬ホームは、様々な理由で、自宅では世話できなくなった愛犬を預ける場所です。
千葉市にある「老犬ホーム 花園牧場」には現在85頭の犬がいます。
24時間空調管理された犬舎は4棟。
おおまかに老犬、要介護犬、小型犬、大型犬に区切られ、犬舎内は2~3平方メートルずつの空間に柵で仕切られています。
相性の良い犬や症状や年齢が近い犬同士が数頭ずつ、同じ柵内で寝起きします。
外への出入りは自由にできるので、犬たちは好きな時に日光浴ができます。
職員15人の中には、動物介護士やトリマーなど動物関連の有資格者もいます。
そのうち日中に勤務に就くのは7人。
これだけ人手があっても、「すべきことはたくさんある」と、代表の高梨久枝さんは話します。
「大変なのはやはり要介護の子ですね。
排泄ができないワンちゃんはおなかの圧迫や肛門マッサージをします。
食べられない子はシリンジを使って給餌(きゅうじ)するので、一度の食事に1時間近くかかることも珍しくありません。
寝たきりの子は、床ずれ防止のために1時間に1回くらい体位を替えるので、体重が40キロを超える大型犬となると重労働です」
1日2度の食事に加えて、それぞれ異なる投薬、体位転換やおむつ交換などを日々繰り返す犬の介護は、人間の介護と同じく、気力と体力を要するものです。
花園牧場では年間の預かり費用約36万円(体格により異なる)以外に、実費として、かかった医療費、ペットシーツやおむつなどの雑費、療法食などの特別食代などを、それぞれの飼い主に請求します。
認知症を患っている犬の場合、健康で自由に動き回れれば徘徊や粗相、夜鳴きなどを繰り返すこともあります。
こうなると、飼い主が自宅で一緒に住み続けるのは難しくなります。
□広い芝のドッグラン
「夜鳴きは都心部、特に集合住宅で犬を飼っている人にとっては最も切実な問題です。
最初は夜中に犬を連れだすことで寝不足になり、次第に、ご近所に迷惑をかけることが精神的な苦痛になるそうです。
中には引っ越した先でも同じことが起きたという方もいらっしゃいます」
そう話すのは、千葉県九十九里市で「老犬ホームとペットホテル 九十九里パーク」を営む石川慶秀さんです。
石川さんは老いた愛犬のために2200坪の土地を購入し、ドッグランなどの施設を造っていましたが、愛犬は完成前に他界。
その後の2015年に開業した九十九里パークでは現在、動物関連の有資格者5人が働いています。
施設は24時間態勢で、石川さんが毎日泊まり込んでいます。
都会では見られない全面芝生の広々としたドッグランや、徒歩数分で海、山、川のいずれにも行ける自然豊かな立地は、犬たちが最期の時を迎えるのにふさわしいと思えます。
朝夕の食事の合間に毎日行く散歩は、その日の天気や犬たちの状態によって距離やコースを変えるそうです。
「温暖な気候と澄んだ空気、それに仲間たちが大勢いるおかげか、犬たちはここへ来て元気を取り戻すようです」と、石川さんはうれしそうに話します。
現在いる32頭の犬のうち9割は終身預かり。
終身の場合、預かる時点で蓄犬登録上の名義を飼い主から石川さんに変更します。
そうすることで、狂犬病予防注射などの知らせが直接石川さんに届くからです。
年間の預かり費用は36万円。
犬種や体格、介護の度合いによって金額に違いをつけていません。
おむつなどの雑費は預かり費用に含まれますが、医療費は別精算です。
朝日新聞社
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160326-00010000-sippo-life
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